コスプレ衣装の作り方が知りたい!必要なものから手順・コツを徹底解説!
コスプレ活動をするにあたってマストで必要になる「コスプレ衣装」!
やはりこれが無いとコスプレは始まりませんよね!
今では衣装の製作業者も増えたのでネット通販やフリマ・中古衣装屋さん等で手軽にゲットできるようになりました。
…が!
既製品は手に入れやすいという最大のメリットはあるものの、サイズ感や使用する素材・細かなディテールが今一つ…というデメリットも…。
(既製品+細かな手直しで綺麗に仕上げているコスプレイヤーさんも多くいます)
原作のキャラクターを忠実に再現したい!
シルエットや生地感にこだわりたい!
そんな方はぜひ【コスプレ衣装製作】というユニークスキルを獲得して思う存分空想具現化(マーブル・ファンタズム)していきましょう♪
コスプレ衣装の製作に必要なもの
コスプレ衣装を作るにあたって必要なものは大枠で以下の通りです。
- ≪大前提≫
・衣装のイメージが分かる資料 - ≪実質的に必要なもの≫
①布や糸・装飾品に使う小物 - ②ミシン・裁縫道具
- ③型紙(&ハトロン紙など)
- ④チャコペンなどの下書きペン&ハサミ
- ⑤アイロン
- ≪番外編≫
・トルソー
それぞれの補足説明をしますと…
【大前提】衣装のイメージが分かる資料
こちらは事前準備になりますが、まずは自分の作りたいコスプレ衣装がどういう構成になっているのかを公式の資料(漫画のカットやゲームのスクショ・その他公式資料etc…)でしっかり確認・把握しておきましょう。
細かな話ですが、「漫画とアニメでディテールや色味が違う」ということも往々にしてあり得るので、どちらの設定の衣装を作りたいのか?を調べておくのが吉◎
(特に制服などで衣装がみんな同じのコスプレあわせの場合は衣装クオリティに大幅な差があると撮影映えにも関わってくるので大事です)
また、この後の布や装飾品の購入などにも影響するので、「段取り八分」という言葉もありますが、事前のイメージはしっかり固めておきましょう。
①布や糸・装飾品に使う小物
衣装を作る上での錬成素材になるので必需品です。
事前イメージでどういう生地感にしたいか?装飾でどういった素材が必要なのか?
などと併せて、自分の体のサイズ感や衣装の構成で必要なパーツをすべて作れる分の布や小物を購入していきましょう。
ちなみに余談ですが、人体錬成には
「水35L、炭素20kg、アンモニア4L、石灰1.5kg、リン800g、塩分250g、硝石100g、イオウ80g、フッ素7.5g、鉄5g、ケイ素3g、少量の15の元素」
が必要だそうです。(某錬金術師調べ)
②ミシン・裁縫道具
こちらもコスプレ衣装製作にはマストなアイテムですね。
ちょっとした縫製や手直しならいいですが、衣装全部を作るとなると手縫いは地獄以外の何物でもありません←
作業効率だけでなく、衣装のクオリティ担保の為にもミシンはGETしておきましょう。
お高い本格的なミシンではなく、家庭用ミシンで全然大丈夫なので某密林サイトや楽●・メル●リなどで手ごろなものを購入するのがいいかと。
補足ですが、ミシン針って予期せぬ時にいきなり折れたりするので予備があるといいですよ。
(針が折れた→予備が無いから買いに行くとなると作業が止まってしまうので)
その他、ボタン付けや細かな部分の調整で基本的な裁縫道具も用意しておきましょう。
③型紙(&ハトロン紙など)
極稀に型紙無しでトルソーにべたべた布をあてて切って縫っていく…という猛者がいたりしますが、初めての方や慣れていない方は型紙を使用することをお勧めします。(というか使用しましょう)
型紙のベースは縫製系の本にも載っていますし、昨今はネットでもダウンロードできるので、基本の型紙はそちらで手に入れるのが良いと思います。
ただ、コスプレ衣装の製作となると通常の服とは構造が異なる部分も多くありますので、近い構造のものを活用して細かな部分はアレンジして使う…という形が楽です。
(ワンピース系の衣装ならそれの型紙をベースに袖や襟・スカート部分を調整する等)
(ハトロン紙)としている理由としては、紙の強度が高く、且つ裏側が透ける&モノによっては方眼も入ってて写しやすくて便利だからですが、ちょっとお高いので天下の100均様の不織布やポリ袋を活用するのもアリです。
ちなみに、この手の紙は超薄手の布やチュール生地等を縫う際に嚙ませることでピリつきにくくなるメリットもありますよ。
④チャコペンなどの下書きペン&ハサミ
チャコペンは型紙から布にパーツの形を移す際に必要になってきます。
線が消しやすいので代表例として挙げていますが、線を引く際に衣装の裏側にあたる部分に書くことが多いと思うので、見栄えに影響しないようであれば他のペンで代用も全然アリだと思います。
ハサミについても必需品ではあるものの、正直なところ切れればいいので家にあるハサミでも問題ないですが、昨今は100均などでも「布用の裁ちばさみ」が売っているので、そちらを使うとよりベターです。
ちなみに、ちょっとお高めの裁ちばさみで布を切ったときの「シャキシャキ」「サクサク」っていう音が好きなんですけど伝わる人いますかね?
(←どうでもいい)
⑤アイロン
布の皺伸ばしや仕上げなどに重宝しますが、衣装製作の細かなディテール部分でも必要になってきます。
スカートのプリーツ付けやパンツのセンタープレスなど、生地にパリッとした癖をつける際にはマストになってくるので用意しておきましょう。
【番外編】トルソー
マストではないですが、あるととっても便利なアイテム「トルソー」。
縫い合わせて形になってきたコスプレ衣装をトルソーに着せることで、サイズ感や全体の雰囲気を客観的に見れるので、よりクオリティを追求した衣装製作が可能にあります。
自分で実際に着てみて…というのも出来ますが、都度脱いだり来たりも面倒じゃないですか(汗)
あと、まだ着れない布の状態でもトルソー君は痛覚遮断のスキル持ちなので、待ち針などをブスブス刺して固定して見てみる…というムーヴも可能です。
自分が着た時と差分が少ない方が良いので、自分の体のサイズ感に近いものをGETするといいですね!
(高さも調節できるタイプだと尚良し)
コスプレ衣装を作る工程
ということで、必要なものも揃って「さぁ作ろう!」という流れになってきますので、ここからはコスプレ衣装の作る流れを解説です。
①型紙を製作する
型紙のベースに沿ってハトロン紙(不織布などでも代用可)などに書き写して、作りたいコスプレ衣装の型紙を制作していきましょう。
※ベースの型紙は今後も使えるのと、切ってしまうと保管が面倒になってくるのでカットしないでそのまま写しましょう/span>
②布を型紙に沿って裁断
用意した布の上に型紙を置いて待ち針などで固定してチャコペンで線を引いていきます。
線を引いていく際に布に皺や折り癖があると綺麗にトレースできないので、アイロンなどで布を伸ばしておきましょう。
注意点としては、布面積が大きいものを裁断する際は生地を広げて作業できる広い場所で行う方がミスを防げると思いますよ。
また、裁断する際に縫い代が含まれていない型紙の場合は、縫い代で1~2cmほど余白を作って切りましょう。
③布を合わせていく縫製作業
裁断した布同士を縫い合わせていく作業になります。
前述の通り手縫いは地獄なので、ミシンを使って縫い合わせていきます。
パーツの合わせ方については型紙のベースを参照した本やサイトで記載があると思いますので、その手順に沿って進めていけば問題ありません。
縫い合わせるときは両方の表面を内側に合わせて、それぞれのパーツの裏面が表に出ている状態で縫い合わせます。
(縫い終わったらひっくり返すと縫い目と縫い代が裏側にいくので綺麗になります)
型紙作ったり、写したり切ったりと地味な作業が続くので、筆者個人的にはここの作業が一番「ヒャッハー!」できます(笑)
世紀末の荒野をとげとげの肩パットつけてバイクで疾走するときのテンションでミシンを走らせましょう←
④装飾品の縫合・接着
場面によっては③の縫製作業と前後する部分ではありますが、アクセサリーや装飾のレースやチェーン・造形アイテムを必要に応じて衣装と合わせていきます。
他にもハトメで衣装に穴をあけてタッセルを引っ掛ける…など諸々ありますが、衣装の細かな装飾を付けていき、より本物に近づけていきましょう。
甲冑や肩当てなどの結構ガチな造形物については衣装にくっつけてしまうことで逆に着にくくなったり、持ち運びが面倒になったりするので、機能性も考慮してどこまで作り込むか?を考えておくとディ・モールト ベネ!です。
⑤最終確認と微調整
形になってきたらトルソーに着せる・自分で着てみる等をして確認してみましょう。
全体の雰囲気やサイズ感・シルエット・丈などを客観的に見てみることはとても大事です。
特にサイズについては、最初にしっかりイメージして採寸して作成しても実際に着てみるとちょっと違う…ということも十分あり得ます。
特に撮影時の写真写りに影響する部分は最終確認でしっかり調整しておきましょう!
自作の衣装で楽しいコスプレライフを♪
…ということで、今回はコスプレ衣装の作り方について解説しました。
やはり自分で作った衣装というのは既製品と違って、サイズ感や生地・細かなディティールをこだわり抜いて作れる分愛着もひとしおなので、自作スキルを身につけて最高の衣装で最高のコスプレライフを楽しんじゃいましょう♪