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コスプレメイクのやり方!初心者向け基本と手順紹介!

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コスプレをする上で必須で必要となってくるのが「コスプレメイク」
やはりメイク無くしてコスプレは語れません。

女性を中心に普段からメイクをされている方もいるかとは思いますが、
普段のメイクでコスプレをしたら「なんだか全体的に顔が薄い…」「衣装やウィッグと違和感…」といったことになった方もいるんじゃないでしょうか?

これからコスプレを始める上でメイクを覚えたい!という方から、コスプレメイクの基礎を改めて覚えたい!という方まで、コスプレメイクの基本的な流れとポイントをご紹介していきます。

少しでも理想のキャラクターの顔面に近づけるよう、しっかり手順ややり方をおさえていきましょう!

コスプレメイクと普段のメイクの最大の違い

まず大前提でコスプレメイクと普段のメイクの決定的な違いについて前段階で触れておくと、

ズバリ!
【キャラに寄せること】です!

普段のメイクは「自分」というベースから盛っていく(カバーしていく)行為になります。
それに対してコスプレメイクは「自分」というベースから「キャラに寄せていく」かが重要です。

例えば釣り目のキャラクターのコスプレをするとします。
自分の顔がもともと釣り目であったならそこまで大変ではないですが、たれ目寄りだった場合にそのままのベースを活かしてメイクしたらキャラの印象が変わってしまいますよね?

そういったときにアイラインを釣り目の形に引くのは勿論ですが、人によってはテーピングなどでそもそもの目の形を引っ張って変える…など、
パーツの形や輪郭を調整してベースから変えていくということもします。

そういった意味ではいかに「自分を消すか?」という部分が大事になってくるかと思います。

生まれながらにそのキャラに顔が似ててちょっとメイクすれば本物っぽくなる…
というような天賦の才を持った方はそっとブラウザバックしてください(嫉妬)

初心者さんがおさえるべきコスプレメイクのポイント

①コスプレするキャラクターの顔をしっかり把握する

何事もまずはイメージを固めるのが重要です。
アニメや漫画の画や諸々資料を見て、コスプレするキャラクターの顔面をしっかり把握しましょう。

メイクに迷いは天敵です。迷いは手元の震えを招き、アイラインの美しい曲線を奪います。

(そもそも最初はどうしても手元が震えるので慣れるまで練習しましょう)

また、余談ですが2次元のキャラクターのメイクを3次元の我々に施す上で、「どんな感じがいいんだろう?」と不安になることもあるので、実際にコスプレをしている先達の叡智を借りる(コスプレイヤーさんのメイク手法を参考にする)という方法も初心者の方には特におススメです。

昨今のSNSでは「このキャラにするのに使ったコスメ」とかでアイテムを紹介してくれる親切なコスプレイヤーさんもいるので、ぜひぜひ参考にしましょう♪

②全体的にメイクは濃いめにする

キャラクターにもよりますが、特に目鼻立ちがしっかりしていて線の強いキャラクターのコスプレメイクをするときに、ありがちなのが【写真で見たら思ってたよりも薄い!】という現象です。

自然光は勿論ですが、撮影時には強い照明を使うことも多くあるので、光でメイクが飛ぶことが結構あります。
リアルで見ているときはそんなに気にならないけど写真写りで見たら顔が寂しい…となってしまうと成果物が無くなってしまうので、撮れ高を考えてメイクの強さを調整することをお勧めします。

何気に落とし穴で、コスプレイヤーさんは自撮りも結構しますが、アプリの自撮りでメイク補正がかかる機能を使っていたりすると現実との差分が生まれてしまうので、メイク終わって表出て自撮りして「バッチリ♪」って思っていたら写真では顔が薄かった…ということもあったりするのでご注意を。

(「iPhoneノーマルカメラしか使わないわ!」という顔面圧倒的強者はスルーでOKです。)

③発色がよいものや崩れにくいアイテムを選ぶ

コスプレメイクをするキャラクターは現実離れした色を使うことが多く、普段のメイクでは使わないようなカラフルなメイクをすることも多々あります。
(カラーのアイシャドウやリップ・眉毛、まつげを白くするetc…)

色の発色が弱いとキャラクターの再現性に影響が出てくるだけでなく写真写りにも関わってきますので、発色の良いアイテムをチョイスすると良いかと思います。
(コスプレ用のアイパレットやマスカラなども、今はかなり出回っています)

また、時期や設備にもよりますがコスプレ中は暑くなることが多く、汗をかきやすい状態になるので、汗で崩れにくいものを選ぶ…というのも重要です。

スタジオによっては「水撮影」ができるところもあり、敢えて水を被りに行くというシチュエーションもあり得ますので、そういったときにメイクが落ちないようにモチの良いアイテムを選びましょう。

それこそ夏のコミケなんて水を被ったようにビッシャビシャですわ…(泣)

コスプレメイクのやり方と手順

いざコスプレメイク!ということで、ざっくりのやり方と手順については以下の通りです。
(ちょっと多いですがそれぞれ項目ごとに説明していきます)

①ウィッグネットを被る

まず真っ先にやるべきは「ウィッグネットを被る」です。
「ウィッグを被る直前でいいじゃん」と思うかもしれませんが、最初に被るのがとても大事なんです。

まずそもそも髪の毛が邪魔!
  どーん(シンプルにして真理)

…というのも結構なウエイトを占めてはいるのですが、それ以外にもメイクをした後にネットを被ると化粧が崩れる懸念もありますし、テーピングをする際は目元やフェイスラインが変わったりするので先に顔のベースを作ってからメイクをした方がキャラクターに寄せやすい…というのも大きな理由です。

メイク時間の短縮でお家でメイクをして、更衣室でネットを被ってテーピングをして~という方もいるかと思うので、その際は最終系をイメージしながらメイクをするといいと思います。

勿論、地毛でやる場合は不要になりますが、ネットを被るとフェイスラインが上がったり諸々良い副産物もあるので状況に合わせて使い分けてみて下さい。

②カラコンを着ける

カラコンを着けるタイミングはそこまでシビアではないのでウィッグを被る前でも全然いいのですが、
メイク後に着けるのはおススメしません

メイクをした後にカラコンを入れると、カラコンの液や装着後の涙でメイクが崩れる恐れもあります。
目を大きく開いて入れるときにアイメイクを崩しやすいですし、アイプチ・アイテープなどで二重を作っている人にとってはメイク後の目に触れるのはあまりにリスキー…。
(筆者もアイプチ勢ですが成形後の二重部分に何者かに触れられると発狂します←)

また、もし装着をミスろうものならミスした回数だけ崩れるリスクも増しますし、メイクに触れてしまったカラコンをそのまま入れ直すのは眼球の痛みや充血に繋がる可能性もあります。
せっかくメイクが上手くいったのに目が充血してしまったら台無しですよね…。

洗った手ならいいですが、メイクしたままの手でカラコンに触るのも衛生的によろしくないと思うので、やはり出来るだけ最初の方に装着することをオススメします。

③テーピング

こちらも④のベースメイクをしてからやる人もいるので順番はまちまちですが、個人的にはテーピングは先にやってしまうことをおススメします。

理由としては下地やファンデーションを塗った後の肌に貼ると「剥がれやすい」からです。

テープの粘着素材は不純物や油脂・水分などに弱いので、先に地の肌に貼った方が剝がれにくく、さらに言うとテーピングの上にもファンデーションなどを塗ることで露出したテープを隠すこともできるので工程としては先にやってしまった方が効率的かなと思います。

余談ですが、テーピングはちゃんと貼っても剝がれやすいことに変わりはないので、「極力汗をかかない」「爆笑しない」などの工夫が必要です。
(筆者は大体爆笑して外れます)

夏場などは特に剥がれやすいですが、コツとして貼る前の肌に除菌系のアルコールが染みたウェットシートで一度拭いて、その後に乾いたコットンなどで拭いてから貼ると更にGOODです♪

テーピングはちゃんと専用のものを使ってもいいですが、お値段を抑える場合は100均等で売っているサージカルテープや不織布テープでも代用可能です。

先に不織布で肌にあたる部分を貼って、その上から頭周り全体をサージカルテープで引っ張る…という形で使うと結構持ちますよ♪

④ベースメイク(下地・ファンデーション・眉潰し等)

ネットを被ったらお次はベースメイクです。
目やら眉毛やら、各パーツも重要ですが大前提で土台の「肌」が出来ていないとどんなにカッコいいメイクも台無しなので、しっかり整えていきましょう。

正直、下地やファンデーションについてはそこまで普段のものと変える必要はないと思います。
自分のお肌に合ったものを使わないと荒れたりもしますし、劇的に変わるものでもないので…。

ただ、「キャラクターの肌の色に合った色にする」「撮影映えを意識してトーンアップする」等はしていきましょう。
褐色キャラや白い肌とかだと流石に普段使いで表現は難しいので…。

また、コスプレメイクでは「マット系」のファンデーションが好まれる傾向があります。

肌のトーンを均一にしたい・カバー力が高い・テカりにくいなどの理由で選ばれやすいようですが、キャラクターの雰囲気や自身の肌質と相談してチョイスしましょう。

また、この段階でコンシーラーでのほくろやクマ・くすみの補正もしておきましょう。

眉潰しは青や赤などの特殊な色の眉毛のキャラクターのメイクの際には必要になってきます。

一番手っ取り早いのは勿論「全剃り」ですが、学校や仕事などの社会的な要因で容易に決断できない人もいるかと思うので、その際はテープやクリームなどで消すという方法もあります。
(筆者は全剃りしていて、毎日出社時には眉毛を書いていました←)

眉潰しの専用アイテムも売ってはいますが、人によってはスティックのりなどを眉毛の上に塗って、その上からファンデーションなどで隠す…等の技巧(わざ)で対処する人もいます。

⑤アイメイク

ベースが出来たところでいよいよコスプレメイク最大の要所「アイメイク」です!

目はとても大事で、キャラクターを象徴するといっても過言ではありません。
イメージに合った目を書き込み、キャラクターの命を我が身に宿しましょう。

アイシャドウの色はキャラクターの印象に合わせて選んでいきましょう。
ナチュラルな印象ならよく使うブラウン系で良いですが、ウィッグの色や撮影映えを意識して発色の良いオレンジ・ピンク・レッドなどの血色カラーを取り入れるのも◎

作品やキャラによっては目尻にワンポイントでカラーのシャドウが入っている…等もありますので、キャラクターの目元に合わせてアイシャドウを選んでいきましょう。

アイラインはナチュラルメイクなキャラでもない限り、結構極端なラインを引くことになると思うので、思い切りよくガッツリ線を引いていきましょう。
2次元の方々は総じて目の大きさが我々の限界を超えているのでオーバー目に描いた方がキャラに寄ります。

キャラクターの目の形や作画のテイストに合わせるとより具現性が増しますよ!
(完全に寄せたいのか、3次元にいるならこんな感じかなーのところに着地させるかで変わりますが)

また、元の目にも寄りますが、例えば一重や奥二重の人などは先にアイプチやアイテープで二重を作る…という作業も必要になってきます。
(末広二重で並行二重にしたい…という人も含む)

その場合は先にベースの目を作ってからアイメイクをしていきましょう。

モノによっては粘着が弱くなって剥がれたりするので、二重調整の作業はむしろベースメイクの前にやってしまうのもアリです。

ただ、アイプチなどのノリタイプはその上にファンデが入り込むと汚くなってしまう場合があるので、避けるor極薄く塗るなどで調整しましょう。

また、筆者のように重めの一重でそんじょそこらのアイテープは弾き飛ばしてしまう
というような方はノリでの二重作りの他にも「ダブルライン」を引いて二重線を描いてしまうのも手です。

ご自身の目とやりたいキャラクターの目のイメージに合わせて使い分けてみて下さい。

つけまつ毛や涙袋メイクについては場面になってくると思います。

女性キャラでまつ毛にボリュームを出したいときは自まつ毛+でつけると目元が華やかになりますし、男性キャラでも下まつ毛が印象的なキャラだったら下まつ毛だけつける…等でセクシーな雰囲気が出ます。

余談ですが付属のつけまノリはやめておきましょう
専用のものを別途買った方が粘着性もモチもいいです。

また、昨今はアイライナーで下まつ毛を描いてしまう!というテクニックもあるので、それもおススメですよ。

涙袋メイクは目元を立体的に見せて可愛い・セクシーに見せる効果や、ダブルライン効果で目を大きく見せる効果もあるのでおススメですが、端正なキャラや作風で合わない場合もあるのでコスプレするキャラに合わせてメイクを調整していきましょう。

⑥アイブロウ(眉毛メイク)

アイメイクの次は眉毛を描いていきます
目元同様に眉毛はキャラクターの個性が出やすい部分なので、形が特殊な眉毛であればしっかり再現できるように描いていきましょう!

作画上、ほぼ線みたいな眉毛のキャラクターもいますが、実際に3次元のコスプレで描いてみたら変になる…ということもありますので、それがキャラのアイデンティ…という訳でもない場合は意外と普通に眉を描いた方が自然になることも往々にあります。

また、眉毛は特に色が重要になってくるので、キャラクターのウィッグの色や設定に合わせて近しい色をチョイスしましょう。

全剃りや眉潰しでフラットな方はペンシルやアイシャドウで描く…で問題ないですが、自眉が生えている状態で眉毛に色をつけていきたい場合はカラーマスカラなどで色を寄せられるか試してみてもいいですね。

⑦ノーズメイク

鼻周りについて、ノーズシャドウやハイライトでより鼻を高く見せるメイクは勿論ですが、昨今では「鼻プチ」というアイテムもあります。

シリコンパーツやテープで鼻筋を補正してくれることで物理的に鼻筋の通った高い鼻になることができます。
(ずっと入れておくと痛くなったり、息を吸い込むことで飲み込みリスクもあるようなので、撮影時だけの短時間利用など個人の判断で適切に使いましょう)

⑧リップメイク・チーク

ここまで来たらコスプレメイクも完成間近!仕上げにリップとチークを入れていきます。

リップは勿論そのキャラ独特のカラー(水色とか緑とか)があれば、それをチョイスしていきます。

それ以外でも女性キャラであればピンク・赤系で発色を良くしたり、男性キャラでも赤みのあるピンクやベージュ系でナチュラルに色気を演出することができます。

キャラクターの唇は薄いことが多いので、ファンデーションやリップコンシーラーで一度唇の色を消して元の唇より薄目に引くとより近づきますよ。

仕上げにティッシュで軽く押さえることでマットな仕上がりを表現できますし、ツヤ感を出したい場合はバームを重ねるのも◎

チークについては男性キャラであればほとんど必要ありません。

ただ、幼いキャラクターなどの場合は可愛い印象を与える為にオレンジ系などのやや控えめな色で乗せてみてもいいと思います。

女性キャラの場合はチークを使うことが多いかと思いますが、コスプレメイクの場合はアイシャドウの色と系統を揃えるとマッチしやすいので、色のバランスとキャラクターの雰囲気を考えて乗せていきましょう。

⑨ウィッグを被る

ということで、コスプレメイクが完成して顔面がめちゃくちゃ強い坊主になったところで最終仕上げ!
ウィッグを被りましょう!

勿論被って終わり!ではないので、ちゃんとウィッグとメイクの感じが合っているかを確認し、微調整が必要だったら最終調整をしましょう。

また、ウィッグについてですが、顔周り・もみあげ部分の毛が浮いてしまうときはフェイスカバーテープやグルー・つけまノリ・アイプチのりなどで顔に接着してあげるといい感じにまとまるのでおススメですよ。
(ウィッグのズレや風の乱れも防止できます)

【番外編】最高のメイク方法

と、ここまでコスプレメイクのやり方や手順・コツなどを話していきましたが、最高のメイク方法について触れてなかったので補足です。

上記のコスプレメイクを一つづつ丁寧に行うことで、鏡の前のあなたは限りなくキャラクターに近づいてきていると思います。

ですが、3次元に棲んでいる我々がどうしても超えられない次元の壁もあるわけでして…

どうやってもキャラクターに寄せられない!という部分もあるかと思います。

そんな時には最終奥義【加工アプリ】の出番です!!!

加工アプリを使うことで肌をより滑らかにできたり、はみ出たテーピングを消したり、輪郭や鼻筋などをより原作に寄せて調整することも可能になります。

極端な話「加工までが作品」とも言われているので、原作リスペクトの考え方の一つとして加工は全然アリだと思います。

加工したっていいじゃない…
2次元だもの…

ただ、大前提で加工で底上げできるのはベースありきになります。

ノーメイク・着ただけ被っただけの状態でそこまでもっていくのは、もはや加工ではなく創り換えなので、あくまでもしっかりコスプレメイクをして寄せる努力をしている自分の頑張りもあっての作品ということは心に留めておきましょう。

コスプレメイクのやり方を覚えてキャラクター表現を楽しもう♪

…ということで、今回は初心者の方向けにコスプレメイクのやり方やポイントについて解説しました。

細かいことを言うと特殊メイクだったりエルフや悪魔などの種族メイク・アイテムなども諸々あるのでここでは語りつくせませんが、それはまた別の記事で解説・紹介していけたらと思います。

コスプレメイクにあたり必要なものや工程・ポイントは多いですが、慣れてくれば自分なりの簡略化やスピードアップをしていけると思うので、たくさん練習して好きなキャラクターのコスプレをたくさん楽しみましょう♪

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